男性型脱毛症治療のご案内

男性型脱毛症は壮年性脱毛とも呼ばれ、男性ホルモンが関与することからAndrogenetic Alopecia(AGA)と言われています。
毛周期(ヘアサイクル)を繰り返すうちに成長期が短くなり、早く休止期に移行してしまい、毛包が十分に成長せず小さくなり、前頭部や頭頂部の頭髪が軟毛化し、最終的に額の生え際が後退し、頭頂部の頭髪がなくなります。

毛周期

日本人男性の場合には20歳代後半から30歳代にかけて著明となり、徐々に進行して40歳代以降に完成されます。日本人の男性型脱毛症の発症頻度は軽症の人も含めると30歳代で約10%、60歳代で約50%、平均で30%と言われています。

治療について

当院では内服及び外用の(男性型脱毛症)治療薬を取り扱っております。
20歳以上の成人男性を対象に、安全で効果的な治療を提供いたします。

種類 治療薬 用量 価格
(税込)
内服薬 プロペシア 1mg
(1ヶ月分)
8,000円
フィナステリド
(プロペシアの後発品)
1mg
(1ヶ月分)
5,500円
ザガーロ 0.5mg
(1ヶ月分)
11,000円
デュタステリド
(ザガーロの後発品)
0.5mg
(1ヶ月分)
7,500円
外用薬 ヴェラルティス2% 60ml 5,500円
ヴェラルティス5% 60ml 6,000円
ヴェラルティス7% 60ml 8,500円
ヴェラルティス15% 60ml 9,500円
  • 抜け毛の進行をおさえ 発毛を促す治療になりますので、効果が感じられるまでに3か月から6か月かかります。

使用にあたっての注意事項

1. 服用方法
  • 1日1回、決められた量を服用してください。
  • 錠剤は分割や粉砕せず、医師の指示通り服用してください。
2. 肝機能に関する注意
  • 肝機能に問題があるかた、または過去に肝機能障害の診断を受けた方は、服用前に必ず医師にお知らせください。
3. PSA値への影響
  • AGA治療薬は、前立せんがんの検診において測定されるPSA値(前立腺特異抗原値)を約40~50%低下させることがあります。前立腺検査を予定されている方は、医師にお知らせください。
4. 献血に関する制限
  • 服用後6か月間は献血ができませんのでご注意ください。

女性型脱毛症治療のご案内

従来は女性の男性型脱毛症(FAGA)と呼称されていましたが、男性ホルモンが病態に関与している確証がなく、発症年齢や脱毛パターンも異なることから、最近では女性型脱毛症(female pattern hair loss)と呼称されています。
女性の壮年性脱毛症では 男性と異なり、女性特有の脱毛パターンを示します。頭頂部の比較的広い範囲の頭髪が薄毛となるが、完全に消失することはありません。また前頭部の髪際部の頭髪は残存します。毛周期(ヘアサイクル)を繰り返すうちに成長期が短くなり、早く休止期に移行してしまい、毛包が十分に成長せず小さくなる現象は男女ともに同じです。女性型脱毛症は男性型脱毛症と異なり男性ホルモンの関与は否定的であるため男性ホルモン活性化を抑えるAGA内服薬は無効であることが示されています。

過度なダイエットによる栄養不足や、シャンプーやヘアカラーパーマ回数が多いことで頭皮や頭髪がダメージを受けていたり、ドライヤーやヘアケア関連商品の使用により毛幹がダメージをうけて脱毛を生じることもあり、適切なヘアケア、スカルプケアを行い、頭皮環境を整えることが重要となります。

治療について

女性型脱毛症に対して、ミノキシジル外用療法の有効性は確立しており、当院では外用療法を提供しております。

種類 治療薬 用量 価格
(税込)
外用薬 ヴェラルティス2% 60ml 5,500円